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羽生城をめぐる北武蔵争奪戦 髙鳥 邦仁 著 |
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◆関東戦国時代を一拠点である羽生城から俯瞰し、 全体の流れを掴む! 関東戦国期の利根川沿岸の要衝として上杉・北条の二大勢力の戦いの最前線であった羽生城。 現在は市街地となり遺構もなく謎多いこの羽生城を、既存のものや新たに発見された関連資料を読み解き、戦国後期の北武蔵の争乱を浮かび上がらせる。 この羽生城周辺を治めた木戸氏、広田氏は何者だったのか。上越より越山してくる上杉謙信に最後まで付き従ったのはなぜか。成田氏との関係は。 古河城、岩付城、金山城など、各重要拠点などの中心に位置した激動の場所で生き残りをかけた戦いをし続けた国衆の葛藤とは。 『羽生城と木戸氏』などの著作物で羽生城を世に広めた冨田勝治氏に師事した若手郷土史家が、羽生城研究の新たな展開へと挑む。 ◎羽生城の歴史を時系列に追う ◎複雑となる関東戦国期の各勢力を図版を交え わかりやすく説明 ◎戦国の忍びに対して最新の情報を交え新たな見解をつける ◎現在の羽生城関連史跡の写真も多数、歴史散策のお供にも ◎郷土の歴史をより楽しく感じる書籍 |
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版型:A5判並製 頁数:304頁 発行年月日:2024年10月23日 初版発行 定価:2200円(2000円+税) ISBN:N978-4-89623-224-0 C0021 〔郷土史〕 |
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髙鳥 邦仁(たかとり・くにひと) 1979年 埼玉県羽生市生まれ 2008年 「放課後の羽生城」で 彩の国・埼玉りそな銀行第39回埼玉文学賞小説部門正賞受賞 2024年現在、羽生市教育委員会勤務 埼玉県郷土文化会・戦国史研究会会員 主な著書 『羽生・行田・加須 歴史周訪ヒストリア』(まつやま書房) 『古利根川奇譚 古利根川沿いに眠る伝説と史話を歩く』(同上) 「上杉謙信の「夜わざ鍛錬之者」から探る羽生城の忍び」 (『戦国の城攻めと忍び 北条・上杉・豊臣の攻防』吉川弘文館) 「羽生城主木戸氏の最期に関する一考察」 (「埼玉史談」66巻3号 埼玉県郷土文化会) 「戦国期における上川俣の寄居に関する考察」(「同上」68巻1号 同上) 「天正二年の羽生城攻防及び自落をめぐる論考」 (「同上」69巻1号・2号 同上) |
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◆本書目次 序 章 羽生城と忍城の激突 第一章 羽生城の初期動向 広田直繁と木戸忠朝の初出史料/三宝荒神御正体寄進の謎/社寺への働きかけ/ 羽生城の忍び/羽生城の築城をめぐる謎/長尾景春の「羽生之峯」着陣/ 河越合戦と羽生/羽生城代中条出羽守/羽生城乗っ取り事件 第二章 永禄年間の争乱と羽生城 上杉謙信の関東出陣/市田氏への所領安堵/小田原城攻めと羽生之衆/ 小田原城包囲網/成田長泰打擲事件/政治的自立権の回復/木戸忠朝の粟原城攻め/ 花崎城攻め/皿尾―羽生体制/皿尾城攻防戦/松山城の陥落/騎西城攻城戦/ 広田直繁の永明寺再興/太田資正と成田氏長の羽生参集/ 木戸忠朝と嶋田縫殿助 /木戸氏の名跡/第二次国府台合戦と太田資正の追放/ 関宿城をめぐる戦い/永禄八年の深谷城合戦/北条氏の北武蔵進攻/ 羽生城の軍事力/上杉謙信の蹉跌/広田直繁と木戸忠朝の判物/ 成田長泰追放事件/狙われた羽生城/木戸氏の倚井陣屋攻め 第三章 転換点としての越相同盟と天正年間の合戦 三国同盟の決裂/越相同盟の焦点/深谷城上杉氏の帰属/ 古河公方足利義氏と木戸忠朝/上杉謙信の起請文/館林城主広田直繁の誕生/ 広田直繁・木戸忠朝の「忠信」/消えた広田直繁/館林善長寺の変/諸野因幡守の謎/ 伝承羽生城主の自害/広田直繁の最期/羽生城主木戸忠朝の誕生/ 羽生城将管原為繁/北条氏の羽生出撃/成田氏長の羽生領進攻/ 伝承岩瀬河原の合戦/羽生・深谷両城攻略の砦と北条氏繁の進攻/ 北条氏政の出撃と「吉清」の起請文/北条氏政の羽生進攻/羽生城への矢銭 第四章 羽生城最後の戦い 木戸忠朝の祈念/上杉謙信の出撃と木戸忠朝の加冠状/上杉謙信と北条氏の動き/ 夜わざ鍛錬之者/上杉謙信の羽生城救援の失敗/北条氏の本田移陣/ 花崎城の自落と成田氏長の感状/木戸父子の最後の消息/羽生城の自落/ 飯野城兵との戦い/名堀の内の謎/木戸忠朝・重朝父子の死/ 成田氏の羽生領接収/上杉謙信の死と関東の動乱/忍城の水攻めと羽生城 主要参考文献 あとがき |
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