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『守ろう鉄路を わたらせ渓谷鉄道』大穂耕一郎 著
2007年5月16日付・夕刊桐生タイムス |
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◆記事文章 |
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先生、本で「渓鐵存続」
東京・八王子の小学校教師 大穂耕一郎さん
魅力と現状つづり出版
わたらせ渓谷鐵道沿線の魅力と厳しい現状を分かりやすい文章でつづった「守ろう鉄路を わたらせ渓谷鉄道」が埼玉県東松山市のまつやま書房(山本正史代表)から発売された。著者は鉄道ファンで東京・八王子の小学校教師の大穂耕一郎さん。秩父鉄道や八高線などを扱った紀行書を複数著している。A5判196ページ、税込み1600円。桐生市内の書店で扱っている。
景色や温泉、ウォーキングなどの沿線の魅力をイラストや写真を数多く使って紹介。各駅とその周辺を丁寧に取り上げている。トロッコ列車や鉱山見学なども紹介し、わ鐵をまったく知らない人にも適している。
著者が「国鉄時代の赤字ローカル線」の廃止問題が浮上し始めた20年前から何度も訪ねてきた足跡を紀行文としてまとめたものだが、「わたらせ夢切符」の失敗や、今後の展望も著者自身の視点から語っている。大上段からではなく、一人の利用者という目線で。
大穂さんは「ローカル線の置かれている現状をたくさんの人たちに知っていただきたいという思いから、最後の章をまとめました。この本が少しでもわたらせ渓谷鐵道の、全国のローカル鉄道のお役に立てば」と「はじめに」で書いている。最後の章とは、第4章の「鉄道を未来へつなぐために」で、全国各地のローカル線を知る著者ならではの提言も入っている。
写真見出し
「守ろう鉄路を わたらせ渓谷鉄道」。桐生市内の書店でも扱っている。
編注)地名、役職などは新聞掲載当時のものです。現在は変更されている場合もあります。 |
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