一つ前のページへトップページへ         書籍注文の詳細はこちら
既刊紹介 >> 地域・紀行文学絵本自然・環境趣味・実用




目 次
◎追想 武田勝頼伝
 序 章 勝頼誕生
 第一章 勝頼の結婚
 第二章 御館の乱密約
 第三章 激戦川中島
 第四章 兄の叛逆
 第五章 武田の西上作戦、そして…
 第六章 死地・設楽原の血闘
 第七章 天目山

◎勝頼外伝
 ―彼と共に生きた周囲の人々―
 外伝壱 高遠城の桜蕾
  ―仁科盛信兄妹と織田信忠―
 外伝弐 遺児を抱いて
  ―栗原左衛門尉―
 外伝参 菊姫、その後
  ―上杉景勝正室―
 外伝結 天目山に向かって
◎あとがき
◎参考文献

小説 武田勝頼

武田 かず子 著


甲斐武田最後の当主 武田勝頼……
彼は武田を滅亡に導いた愚かな将なのか?
 父 武田信玄の偉業に苦悩し、
   強大な敵 織田信長に挑み続けるも、
時代の流れに打ち勝てず、自国を追われ、
最期を迎えんとする勝頼が想うこととは!?


凄惨な乱世の潮流と己の悲運に苛まれがらも
必死に生きた武将の内面を女流作家が描く


 世は戦国時代、甲斐の猛将・武田信玄の名跡を継いだ武田勝頼。
 幼き頃の母の非業な死、予期せず継ぐことになった当主の重責、家臣との軋轢、そして巨大な勢力との敵対。様々な悲運に苛まれながらも必死に生きた勝頼だが、結局は甲斐武田を滅亡に導いてしまう。
 そして自らの命を絶とうと向かう天目山の道中で、武田の者として生きてきた生涯の出来事が朦朧とした頭の中で次々と甦り…。

 自刃の直前に、悲運な彼は一体何を想ったのかを、勝頼自身の回想というかたちで女流作家が巧みに描く。

 勝頼の生涯を描いた本編八編の他に、仁科盛信の奮闘を描く「高遠城の桜蕾」、勝頼遺児と共に逃げ延びた栗原左衛門尉の「遺児を抱いて」、上杉のもとへ輿入れした「菊姫、その後」など勝頼外伝四編を収録。



四六判並製本 ページ数:204頁
発行年月日:2024年6月25日初版発行
定価:1540円(本体1400円+税)
ISBN978-4-89623-219-6
ジャンル:歴史小説


武田かず子(たけだ・かずこ)※本名 田村和子

1950年東京都生まれ。現埼玉県嵐山町在住。
和洋女子短期大学卒業
書道一元会準同人
書道清友会副会長
書道清嵐会塾長
武田信玄研究家

企販小説
「信玄最後の側室」(文芸社)2009年
「花影の女」(文芸社)2012年
甲斐の猛将 山縣昌景」(まつやま書房)2021年

一つ前のページへトップページへ         書籍注文の詳細はこちら


このホームページに掲載されている全ての画像・文章の無断転載を禁じます。
(c)matsuyamasyobo Co, All right reserved.