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小説秩父事件 伝 蔵 困民党会計長 八木 静子 著 注文書(PDF・2MB) |
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自由民権運動「秩父事件」の渦中にいた人物の その後を小説で描く 本書は一八八四(明治一七)年に起きた民権運動・秩父事件を題材に、貧困にあえぐ秩父困民たちとして戦った主人公井上伝蔵の姿と、そしてその後の逃亡生活を描いた歴史小説となる。 著者は埼玉県秩父地域に残る事件痕跡の追及はもとより、秩父事件研究の先駆者や伝蔵の逃亡先である北海道の研究者の協力も得て丹念に調査・研究を積み重ね、当時の明治時代という世相をいきいきと重厚な表現で描く。 秩父事件は明治政府に逆らった民の「反乱」として近年まで位置づけられていた。しかし秩父の郷土史家をはじめとした先人たちの類いまれなる研究調査によって自由民権運動として再評価され、そして映画化にまで至った。 この「伝蔵」によって「秩父事件」に新たな展開が起きることを願う。 |
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版型:四六判 ページ数:本文286頁 発行年月日:2022年2月5日 初版発行 定価:1870円(1700円+税) ISBN:978-4-89623-169-4 ジャンル:歴史小説 |
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八木静子(やぎ・しずこ) 1953年(昭和28)2月横浜に生れる。1989年、中央大学大学院東洋史学専攻終了。 修士論文作成中に、大月市史を編纂した小林利休宅に寄宿。郡内一揆をはじめとする百姓一揆及び日本近世史の講義を受け啓発される。 大学院修了後埼玉県での教職経験を通して、秩父事件に出会う。特に井上伝蔵の生涯に強く惹かれる。 現在は神奈川県で高校非常勤講師として勤務。秩父事件研究顕彰協議会員、日本児童文学者協会員。 |
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