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農業大転換
考える農家
 ―稲作からの脱皮を模索する―

前田 泰紀 著

◆元種苗会社勤めの著者がおくる大胆な農業転換論

「3K労働」「人件費と肥料代の高騰」「後継者不足」など
現代の日本農業には様々な課題を抱えている。

長年種苗会社に勤務し、全国各地の農家と向きあい続けた著者が、
深刻なそれらの問題について言及し解決策を探る。

『稲作への依存こそが衰退の原因』『ブランド野菜は農家増加の救世主にならない』『農産物直売所のメリットとデメリット』などいままでにない着眼点で農家の今後を考える本。


【目 次】

第一章 現代農家の憂い
 農家の衰退の始まり/各地に広がる耕作放棄地……など
第二章 稲作の衰退からの脱皮を考える
 米の消費の変化/偽りの農業の発展……など
第三章 稲作から野菜作りへの移行
 日本農業の変遷/稲作から野菜生産への移行……など
第四章 稲作の変化
 稲作技術の発達/偽りの農業の発展……など
第五章 日本人にとっての稲作と野菜作り
 根っからの稲作農家/稲作にかかる経費……など
第六章 稲作後継者の減少
 現在の日本の稲作/稲作も分業制……など
第七章 野菜作りをする法人
 規模拡大の農業/増えている農業法人/
第八章 野菜の出荷形態の変化
 ガラパゴス化した農産物 /農業法人の野菜出荷……など
第九章 農産物の直売所の発展
 拡がる直売所/ある農協職員のひと言……など
第十章 消費動向と野菜
 仲卸の悲劇/勘違いしているフードロス……など
第十一章 農業大転換
 日本の農業のゆくえ/農業の衰退からの脱皮……など


版型:A5判並製 頁数:150頁
発行年月日:2023年11月15日 初版第一刷発行
定価:1540円(1400円+税)
ISBN:978-4-89623-210-3 C0061 〔農業論〕
ジャンル:趣味・農業

前田 泰紀(まえだ・やすのり)

1950年(昭和25年)愛知県名古屋市に生まれる。名城大学大学院農学研究科(園芸学専攻)を修了。農学修士。
修了後、埼玉県のキュウリ種子専門メーカーの「ときわ研究場」に就職、
その後、「カネコ種苗」に転職、2020年に退職した。在職中はキュウリの育種と一般野菜の栽培指導をした。
キュウリ品種「南極1号」、「トップグリーン」育成で、2回の農林水産大臣賞を受賞した。
野菜指導で、各地を廻って野菜の栽培を講習。

同著者リンク
キュウリ栽培
菜園づくり
プランターで野菜を

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