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本書の主な内容
はじめに/凡例
第一部 脱却の旅
 第一章 『残雪』(概要)
 第二章 『残雪』(補説)
 第三章 『残雪』の
       執筆の周辺

第二部 文豪田山花袋の軌跡
 第一章 花袋の生い立ち
 第二章 作家への道
 第三章 文豪田山花袋

おわりに/【参考文献】



妻沼逍遙
文豪田山花袋の軌跡
『残雪』脱却の旅

増田育雄 著

注文書(PDF・570kb)

近代文学の雄、田山花袋が描いた
妻沼近郊の物語『残雪』を読み解く


明治文学界を席巻した文豪田山花袋の後期の名著『残雪』。
埼玉県妻沼の名刹聖天山とその境内の割烹「千代桝」を舞台にした、文学上の葛藤と一人の女との愛欲の苦悩、そして、
「脱却願望」の苦闘・心境が描かれる花袋の意欲作を丹念に分析する。

本書では『残雪』の読解の他に、館林を故郷とした生い立ちや文学仲間たちとの交流、当時の社会情勢などを掘り起こし、巧みな平面描写で自身の真実を吐露してきたこの大文豪の新たな一面を読者に示していく。

大正期の世相世情、花袋の周囲を丹念に追い、名著『残雪』を考究。実際に使われた巨匠 名取春仙の挿絵も取り入れ雰囲気も再現し、『残雪』を読み解く第一部

花袋が生涯忘れることのなかった故郷館林、生い立ちから掘り起こし、莫逆の友 太田玉茗や文学仲間、また田山家の家族について、著者自身が取材を重ね記す第二部

2022年は田山花袋生誕150年!


版型:A5版 ページ数:288頁
発行年月日:2021年7月30日 初版発行
定価:1980円(1800円+税) ISBN:978-4-89623-162-5
ジャンル:文学評論(近代文学)

増田 育雄(ますだ・いくお)

昭和23年生。
立命館大学文学部文学科中国文学専攻卒業、早稲田大学教育学部国語国文専攻科中退、千葉県・埼玉県にて教育界に携わった。
現在、妻沼地域文化財調査研究会理事兼専門調査員、妻沼聖天山世話人、斎藤別当実盛公敬仰会会員 等


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