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鯰になりたかった少年は
心を揺さぶる校長講話

酒井 克 著

小中学校の校長として10年以上学校朝礼で登壇してきた面白校長の講話集
型にはまらず、生徒に真摯に向き合った先生は何を想い何をしゃべったのか

 先日、知り合いと話したとき、彼(女)らが通った中学校の校長の名前を聞いた。すると異口同音に覚えていない」と言う。「エッ?」私は愕然とした。「校長とはそんなものか」と思った。やがて、気を取り直し、〝校長はナマズ〞と考えれば、それで良いのではないか。
 校長(講話)をいつまでも憶えてもらおうなんて、無理な話だ。動かせなくても、聞く人たちの心を揺さ振るのが仕事。それができれば役目は十分果たしたと言える。

(本書「まえがき」より)

 学校に通えば誰もが聴かせられた集会の校長講話。果たして大人になった今でも元生徒はその内容を覚えているのだろうか。
 長年校長を務めた著者は、教員時代を振り返り、様々な工夫で話していった講話を当時の資料を元に再現する。
 生徒に真摯に向き合った『心を揺さぶる』講話50編以上を収録。

 若き教員やコミュニケーション技術を磨きたいビジネスマンに読んでもらいたいユニーク講話集。


版型:四六判並製 ページ数:本文217頁
発行年月日:2019年10月25日 初版発行
定価:1650円(本体1500円+税)
ISBN: 978-4-89623-126-7
ジャンル:趣味・実用(エッセイ)
酒井 克(さかい・かつ)

 1946 年 埼玉県比企郡東吉見村(現・吉見町)生まれ。
 途中の人生は文中の記述で推測してください。現在73 歳、世に言う古希も無事通過できた。明日のことは分からないので、今を精一杯生きる。
 現在の職業は自称ARW(After Retired Writer)、前作の「絶滅危惧種“昭和の少年”」は久しぶりのヒット。
 次作は「新任教員のためのワンポイント講座50」、最終作は“辞世の書”「物言わぬは腹ふくるる業なれば」。
 あとがきに「私ごときの葬儀に一日費やすのは時間の無駄。西に向かって、“南無阿弥陀仏”と三度唱えてください。地獄に落ちてもお釈迦様が極楽浄土に拾い上げてくれる予定」


◆同著者作品リンク
「教師っておもしろい 他山の石で学ぶ教師の資質」

「徘徊春秋記―爺が吠える―」
「絶滅危惧種 昭和の少年」

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